みなさんは「相見積もり」の取り方やマナーをご存知でしょうか?
相見積もりは、ビジネスシーンで新しい事業を始める際や製品を購入する際に行われます。
この記事では、相見積もり(あいみつ)の意味・使い方はもちろん、相見積もりを取るメリット、依頼時のマナーについても解説していきます。
相見積もり(あいみつ)とは?
相見積もり (あいみつ) |
複数のサプライヤーや提供業者から提供される商品や サービスに関する見積もりを比較検討すること |
---|
相見積もりは、同じ条件で異なるサプライヤーやベンダーから提供される見積りを比較検討し、最適な企業を選択するための手法です。
「あいみつ」は相見積もり(あいみつもり)の略称であり「あいみつをお願いします。」というようにメールや口頭で使用されるケースが多いです。
相見積もりを行うことにはいくつかのメリットがあります。まず、金額を比較することでコストが削減される可能性が高まります。異なる提供業者の提案を比較することで、サービス内容、品質、納期、サポートなど、さまざまな要因を把握することで総合的に判断することができます。金額だけでなく、提供業者の対応も含めて検討するとより良いでしょう。
相見積もりの取り方
相見積もりを効果的に行うために、相見積もりを取る際の適切なステップやコツを理解しましょう。
- 目標の明確化
まず、プロジェクトや調達の目標を明確にすることが大切です。何を求めているのか、必要な要件は何かをリストアップしましょう。明確な目標があることで、サプライヤーに対して条件を正確に伝えることができます。 - サプライヤーの選定
市場調査を行い、信頼性、実績、評判などを考慮して選択肢を絞り込み、リストアップします。 - 連絡と情報提供
選んだ提供業者に連絡を取り、見積もりを依頼します。明確な情報提供があれば、提供業者は正確な見積書を提供しやすくなります。 - 見積もりの評価
提供業者から提示された見積もりを価格だけでなく、品質、納期、サポートなどさまざまな要因で評価をします。また、各サプライヤーの費用を知ることで相場感を把握することができます。 - 最適な提供業者の選択
すべての要因を総合的に評価し、最適な提供業者を選択します。料金だけでなく、品質とのバランスを考慮することが重要です。 - 契約交渉
最終的な提供業者を選んだら、契約条件を交渉しましょう。価格交渉だけでなく、細かい契約条件も確認し、内容に相違がないか確認することも重要です。
相見積もりを成功させるためには、アプローチとコミュニケーションが必要不可欠です。提供業者との協力関係を築き、最良の提案を受け取ることが、最適な企業を選択するコツです。
相見積もりを取る時の注意点
相見積もりを依頼する際には、いくつか注意が必要です。相見積もりを依頼すること自体は問題ありませんが、捉え方によっては相手側の信用を失う場合もあります。ここからは相見積もりを依頼する際のマナーについて考えてみましょう。
相見積もりを取ることを事前にサプライヤーに伝える
相見積もりをする際は、必ず事前に他社にも見積もり依頼していることを明確に伝えましょう。
特に定期的に利用している業者は、見積もり依頼があると成立したと誤解し、プロジェクトの進行に混乱を招くことがあります。発注に関するトラブルを回避するためにも、この点を明確に伝えることは非常に重要です。
また、このように伝えることで、提供業者も競争の中で価格や条件を最適化しようとする動機が高まり、特に価格面で競争力のある提案を提供してくれる可能性が高まります。
すべて同じ条件で相見積もりを取る
見積もりを取る際には、できる限り同じ条件で依頼するように心がけましょう。異なる条件で依頼すると、見積もりの比較が難しくなり、正確な判断ができなくなります。
同じ条件での見積もりを取ることで、提供業者間の競争が促され、より良い価格や条件のサプライヤーを見つけられる可能性が高まります。
予算・要望・期日を明確に伝える
相見積もりを取る際には、予算、要望、希望する期日を明確に伝えること必要です。明確な要件を伝えることで提供業者は正確な見積りを提供し、プロジェクトの成功に向けてスムーズなスタートが可能となります。
期限までに検討結果を連絡する
契約に進む企業が決定したら、必ず期限までに検討の結果を共有しましょう。サプライヤーは時間と労力をかけて見積書を作成するため、お礼や条件に合わずにお断りすることになった経緯や理由を伝えることが重要です。
期限を守り、連絡をすることで、信頼性を高め、今後の取引にも影響を及ぼすことがありません。
相見積もりを取る時の例文
相見積もりを取る際のメールの例文をご紹介します。例文を参考にし、相見積もりの依頼を行いましょう。
件名: 合鍵発注の見積もり依頼
いつもお世話になっております。
株式会社■■の□□と申します。
合鍵発注の見積もりをお願い申し上げます。
詳細は下記にてご確認いただけますと幸いです。
鍵番号:○○社製BO11
希望納期: ▲月末まで
予算目安: ◯○○○円
添付ファイルにて鍵の写真をお送りいたします。
大変お忙しいことと存じますが、◯月△日までにお見積もりの作成をお願いいたします。
予算や要望、期日を明確に伝える
また、複数の合鍵作成会社に見積もり依頼を行っておりますことをご了承ください。
相見積もりを取ることを事前にサプライヤーに伝える
ご提出いただいた見積もりをもとに、検討を進めさせていただきます。
何卒よろしくお願い申し上げます。
これらの例文を参考にし、相見積もりの依頼を行う際には、明確なコミュニケーションを心がけましょう。
提供業者にとっても、正確な情報を提供することで、効果的な見積もりの提供が可能となります。
マナーを守ってあいみつ依頼を
相見積もりは、2つ以上の異なるサプライヤーやベンダーから提示される同じ条件の積もりを比較検討することを指し、商品の購入・サービスの導入時の業者選定に役立ちます。
ここまで相見積もりの取り方や注意すべきマナーについて紹介してきましたが、提供業者も時間を割いて見積もり作成をしていることを忘れず、マナーを守って取り組みましょう。
この機会に、紹介した例文を使用してスムーズに相見積もりを取得してみてはいかがでしょうか。
アウトソーシングでルーチン業務を0に!
ノンコア業務でコア業務の時間を圧迫している…とお悩みの方はぜひ一度BODにご相談ください!