ビジネスシーンで、「オンスケ」という言葉を聞いたことはありますか?
この「オンスケジュール」の略である「オンスケ」には、作業や計画が予定通りに進んでいるという意味で使用します。
しかし、この「オンスケ」には、正しい意味を知らずに使うと相手に誤解を与えてしまうかもしれない落とし穴が隠されています。
「オンスケ」の正しい意味や使い方やを理解し、相手に誤解を与えないコミュニケーションを心がけましょう。
オンスケジュールの意味
オンスケ | 「オンスケジュール(on schedule)の略語。 直訳すると「予定どおりに、時間(表)どおりに、定時に」。 ビジネスシーンでは作業や計画が、”予定通りに”進んでいるという意味で使用される。 |
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ビジネスシーンで利用される「オンスケジュール」とは、作業や計画が当初の予定通り進んでいることを表します。
「当初の予定より遅れずに進捗している」ということを強調して伝える言葉のため、当初の計画より早く進捗している場合も「オンスケジュール」を使用することがあります。
※日本のビジネスシーン以外では、「on schedule」はそもそも交通機関や普段の予定にも使用する言葉のため、「予定より早い」場合には使用できないことも多いです。
例えば海外では・・・
予定より遅い / 予定より早い | behind schedule / ahead of schedule |
予定通り | on schedule |
予定の終了日 / 締め切り | deadline / due date |
と使い分けて表現するのだとか…
要注意!「オンスケ」の落とし穴
「オンスケジュール」は日本のビジネスシーンでは一般的に使われていますが、使用する際に2点注意しなければいけない場面があります。
・予定通りに進んでいるという意味だけではなく、【問題なく進んでいる】という意味も含まれるので、進捗を聞かれた際に、
「(この資料手直ししないといけないけど、他は順調だから…)オンスケです!」と答えると意味が異なる
・上司やお客様相手に使用するとカジュアルな表現と受け取られてしまい、失礼に当たる可能性がある
このように、状況や会話相手によっては「オンスケ」を無理に使用しない方が無難な時もあります。
オンスケジュールの使用例
黒井さん、○○の資料作成の期限、10日ですが、進捗どうですか?
はい、滞りなく予定通り進んでいます!
この例文を言い換えると、
黒井さん、○○の資料作成の期限、10日ですが、進捗どうですか?
はい、オンスケです!
というようになります。ビジネス用語を使いこなせるとスマートでかっこいいですよね!
オンスケジュールと似た言葉(類義語・対義語)
リスケ
リスケジュール(reschedule)の略。予定を変更する際に使用される。
例:「今週のミーティングを来週にリスケしましょう」
※注意!金融機関では、「借入返済条件の変更」という意味で使用される。
ビハインド(behind)
進捗が、予定よりも遅れていることを意味する。
例:「今ビハインドを取り戻せば、オンスケジュールでプロジェクトを進めることができる」
ペンディング(pending)
「保留」「先送り」という「意味で使用される。
例:「この案件は、一旦ペンディングしましょう」
オンスケジュールで業務を進めるために
ここまで「オンスケジュール」についての解説を行ってきました。
普段何気なく使用しているビジネス用語でも、詳しく調べてみると思わぬ落とし穴が存在する場合もあります。
相手に誤解を与えない、スムーズなコミュニケーションを取るために、ビジネス用語の意味を正しく把握して使用しましょう。
また、業務を滞りなく「オンスケジュール」で進めるために、言葉の意味を正すのはもちろん、業務内容を整理することも大切です。
「オンスケジュール」について学んだ今日をきっかけに、現状の業務について改めて見直してみてはいかがでしょうか。
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