【すぐ分かる】ビジネス用語として、「KPI」について解説します。3分あれば読めますよ。
KPIとは
KPI | 「Key Performance Indicator(キー パフォーマンス インジケーター)」の略/「重要業績評価指標」 |
簡単にいうと「中間目標」のこと。“目標を達成するためのものさしや道筋”というとイメージしやすいでしょうか。‟ものさし”というくらいですから、KPIは具体的な数値データで測定でき、誰もが客観的に評価できるものである必要があります。
KPI設定の重要性
最終目標地点(KGI)だけを掲げてしまうと、達成に向けたビジョンが描けなかったり、具体的に何をすべきなのか分からなくなったりしかねません。結果、目標が達成できないという事態も考えられるでしょう。KPI、つまり中間目標を設定することで、最終目標達成に向けた道筋が明確に示されます。
また、いきなり大きな目標を掲げられるよりも、目標に至るまでを短いスパンで切り分けてKPIを設定することで、心理的な障壁も下がります。身近な中間目標を設定し、これを着実に達成していくことで、最終目標に到達できる可能性が高まります。
KPI設定のポイント
KPI設定のコツは「SMARTの法則」を当てはめることです。SMARTとは、以下5つの言葉の頭文字で、目標達成のための重要な構成要素とされます。
- Specific (具体的、分かりやすい)
- Measurable (計測可能、数字になっている)
- Assignable (誰が担当か割り当て可能な)
- Realistic (現実的な)
- Time-related (期限が明確な)
設定するKPIはこの5項目に合致する内容となっているか、確認しながら進めていくとよいでしょう。
KPIを形骸化させないために
KPIを用いてマネジメントする際に起こりがちな問題として、KPIの形骸化があります。つまり、苦労してKPIを設定しても、それをあまり意識されないまま行動されてしまうことです。KPIが複雑で明確化されていない場合や、最終目標とKPIとの因果関係が稀薄である場合に形骸化が起こりがちです。
このような場合には、KPIの数を多くしすぎないこと、最終目標の変更に応じて柔軟にKPIの設定し直すことが大切です。また、従業員の理解促進のため教育プログラムを実施することも有効ですね。確実に最終目標にたどり着くために、適切なKPIを設定しましょう。
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